slack

テクてく Lotus 技術者 Slack に参加しよう!

2016/09/16

ICONUK で示された Notes/Domino のロードマップ

昨日のブログで、IBM Notes/Domino の v9.x のサポートに関するアナウンスメントに続き、現在開催されている ICONUK で発表されたロードマップについてお知らせします。

まずは、今年 2016 年に発表される内容からです。
スライドには、3つの項目が挙げられています。
  • サポート延長アナウンスと継続した機能改善
こちらは v9 のサポートを少なくとも 2021 年 9 月まで行うということに先日の発表に加え、9.0.2 のリリースではなく


Feature Pack

という形で提供する。2016 年 9 月に Feature Pack 7 (FP7)、2017 年第1四半期に FP8 が提供されるとあります。これまで FP はFixPack として不具合修正として使われていましたが、不具合修正と機能追加を合わせて Feature Pack として提供されるものと考えて良さそうです。しかし 7 から始まるのは?です。何故でしょう?
  •  App.Next
XPages/Bluemix 2016年第2四半期(すでにアナウンス済み)ですが、「App modernization」のための、ツールを模索中。2016 年第4四半期に発表し、2017年での利用可能を目指すとあります。現在では、その詳細はまったく不明ですが、開発者にとっては非常に興味のある内容が今年の後半にはベールを脱ぐことになりそうです。
  • Verse On-Premises
こちらはお約束どおり、2016年 11 月となっています。



次のスライドは2017年以降のロードマップですが、前出のFP と8.5.x のサポート終了に伴う個別の有償サポート開始以外目立った項目は見当たりません。




最後のスライドは Feature Pack で実装される計画を示したものです。
変更される可能性があるとしながらも、各 Feature Pack にはリリースの時期と詳細の項目が挙げられています。
  • FP 7 - 2016年第3四半期
  1. ノーツクライントの 4K ディスプレイ対応
  2. TNEFベースのカレンダー招待のサポート
  •  FP 8 - 2017年第1四半期
  1. メッセージのグループに対するポリシー
  2. メール/カレンダー/連絡先/タスクのノーツアドレスに代わりインターネットアドレスを表示する機能
  3. 転送MIME メッセージのレンダリングに関する改善 
  4. Java 8 へのアップデート
  5. Notes Browser Plug-in のスタンドアロンキットの終了
  •  FP 9 - 2017年第2四半期
  1. ノーツクライアントでの姓/名のメールアドレスをサポート
  2. ローミングと SAML構成に対する一貫性あるVDIのサポート
  3. 既存メールに対してルールを適用する機能
  4. メール/カレンダー/連絡先の各ビューでタッチスクリーンをサポート
  •  FP 10 - 2017年第4四半期
  1. ノーツクライアントにSTARTTLSプロトコルをサポート
  2. ICSファイルに対するフェデレーションカレンダー内のオーバーレイをサポート
  3. 代表メールファイルに対応するカレンダー、タスクのオプションを実装
  4. ノーツクライアント上のジャンクメールの制限を増加


以上となっています。日本語訳は正確ではないかもしれませんので、その辺はご自身で考慮してください。

2016/09/15

IBM が Notes/Domino 現行リリースのサポート修了期日が発表

 IBM Notes/Domino v9.x のサポート終了期日が発表されました。同時に 9.0.1 FP7 のダウンロードも開始されています。
https://www.ibm.com/blogs/social-business/2016/09/12/ibm-notes-domino-v9-extends-support/
気になる期日は、「少なくとも 2021 年 9 月」。少なくともという言葉が使われていますが 2021 年 9 月で終了すると思われます。「少なくとも」という言葉を使った理由は、現行リリースに対して次のリリース V10 がリリースが決まっていない、あるいは「ない?」ことを暗示していると捉えるアンチドミノ派、このアナウンスを見てドミノから離れるの人達も少なからずいるのは事実です。しかし、大方の反応は期間が延長されたことで好意的に受け止めていると思います。
 アナウンスが行われた後、さらなる興味は、次期リリースに移ってきています。
ND Extends Support
現在、ロンドンで ICONUK 2016 というコミュニティイベントが開催されています。将来のロードマップに関して、この ICONUK で共有されるのでないかとこのアナウンスメントの真意を見極めたいと思っているコミュニティの人達は多いと思います。セッションの中で語られる言葉だけでなく、彼らのフリータイムや飲み会の場の言葉、ブログ投稿にも注意しながら動向を見ていきたいと思います。

最後に v8.5 のサポート修了は2年後の 2018 年 9 月です。

2016/08/29

9月の発表に注目

ここ 2 週間ほど、海外コミュニティが Notes/Domino の将来についてああでもないこうでもないと議論を繰り返しています。起因となったのは MWLUG での出来事のようです。 MWLUG はアメリカの中西部を中心とするユーザーグループイベントで、米国でも最大級の ICS イベント。おそらく、Notes/Domino に関わるベンダー企業、エンドユーザーともに IBM Connect に次いで重きを置いています。

そんなイベントの基調講演で誰もが期待していた Notes/Domino のロードマップが明確に示されず、うやむやにされたまま終了してしまいました。加えて、開催を直前にひかえ Notes/Domino 製品開発で、コミュニティのフィードバックを真剣に聴き、リードしてきたプロダクトマネージャーが IBM を退社するというニュースも相まって、コミュニティに不穏な空気が流れ始めました。

わずかに示された Notes/Domino に関するものは、約 3 年も Domino Next としてメジャーリリースの出荷を期待する中 (おおかたの予想では 9.0.2 であった) 、なんと FixPack としてリリースされるというものです。皆さんもご存じの通り、通常 FixPack とは現行リリースからの機能拡張ではなく、バグ修正のことをいいます。「3 年も待たせておいてバグ修正版かよっ!」「顧客が不安視する」などの声があがったりしています。まぁ、この FixPack には事実上は機能拡張リリース 9.0.2 で追加されるはずのものが、何故 FixPack という形態にとどめたのか、あるいはとどめなければならなかったのかの理由も一切語られていません。このリリースは良いとしても、それ以降のロードマップが示されておらず (唯一出てきた言葉は Application Modernization という言葉だけ)、あるいは示すことができない(つまり、もう終わらせてしまうつもり)ことから、Notes を諦め今からでも他へ移行する検討を始めるべきだというブロガーも出てきています。

IBM が FixPack としてリリースする IBM 側と顧客側の都合のよい点をあげてみましょう。IBM としてはメジャー/機能追加リリースに関わるドキュメンテーションなどの一新をすることないことです。新しい機能は作ったものの、それをユーザーに提供するのにリソースが足りないという問題も透けて見えてきている感じがします。内部事情はよくわかりませんが、IBM 社内では当然のことながら Verse や他の ICS ポートフォリオに人的リソースを奪われている予想され、Notes/Domino に力を注ぐリソースが先細りの状態になっているのではないかと勝手に思い込んでいます。

一方、 9.0.x のサポートは 2021 年まで延長される見込みです。利用ユーザーにはこの FixPack リリースは良いニュース(?)、安心して長期にわたって使っていける安心材料になるでしょう。

もうひとつ、Application Modernization という言葉が示唆するものが一体何か?
すでに海外では XPages さえもレガシーといわれるまでこれまで年数を重ねてきています。XPages も Domino の機能のひとつですが、アプリケーション開発という点では海外の開発者の間では、もう一区切りついた感が漂っています。そんな中での Modernization は非常に興味深いものです。もしかしたら実態のない言葉だけを IBM が示しただけかもしれません。

9 月に 9.0.x のサポート期間のアナウンスが正式にされる予定になっています。そこで何が発表されるのか、ベンダーや顧客がどうそれに反応するのか,
IBM はこれからも変わらず Notes/Domino にコミットしていくのかを注意してみていく必要があります。
 
みなさんも是非注目してください。

2016/07/28

IBM Connect Japan 2016 Tokyo に参加して

こんにちは。東京お茶の水ソラシティカンファレンスセンターで IBM Conect Japan 2016 が昨日開催されました。

今回は展示ブースとセッションでゼネラル・セッション以外は見て回ることができませんでしたので、詳細はお伝えできないことを承知でこの記事を書いています、ご容赦ください。

今回のイベントスローガンにもなっている重要なキーワードは、
コグニティブ・ビジネス」。それが導く「ワークスタイル変革」。
イベントサブタイトルにもあるように、「新しい働き方へ導く次の一手」を提案する IBM。
その背景には、人工知能つまり IBM Watson を組み合わせることで実現する新しいビジネス展開を今回のイベントでは簡潔に伝えられたのではないでしょうか。

ナレッジを得意分野としている IBM Notes/Domino と、その中に蓄積されている膨大なデータ、特に非構造化データとして埋もれていたコンテキストを人工知能が理解し、学習していく過程で、ユーザーに最適と思われる「答」を提案するというものです。

基調講演には、IDC Japan の眞鍋敬氏が登壇し、ワークスタイル変革の現在と未来で主にテレワークの実現するためのテクノロジーや欧米と日本との比較、あるいは大企業と中小企業との比較で、テレワークを検討し一部でも着手すればその良さがわかりどんどん拡張していくが、一方で良さを理解できない検討もしないという会社とはますます企業間の競争力が広まるばかりで、検討しないことへの警鐘を鳴らしていました。着手しない理由には、セキュリティを守れるかということが一番大きいだろうということは周知であり、それを踏まえても一歩踏み出すか否かが重要だとしています。

ゼネラル・セッションでの IBM 講演では、松浦光氏がデモを交えて今回の目玉であるノーツのデータを Watson に解析させ「解」を求める簡単なデモを実践。実際でもデモが行われた内容は IBM 木村氏の「ノーツでワトソンを体験!」でもみなさんも体験できるようになっているので是非ご一読、体験いただきたいと思います。内容は理解できたが、聴講した参加者の顔を見回してみると、実装した際にどのような「コグニティブ・ビジネス」が展開できるのだろうかという考え込んでしまうのが今現在のノーツユーザーの生の声でないだろうか?果たして自社に導入して効果があるのか、どういう効果があるのか。とかく費用対効果でしたIT投資しないことが多いなかでの IBM の「今時点」での提案は少しハードルが高いのかもしれないという声が聞こえてきそうです。
個人的には、デモにあったような Watson へアクセスし理解してもらい、学習してもらい、最終的に解答を得るプロセスをデータベース単位ではなく、Domino の標準機能としてラッピングされていてダイレクトに Watson にアクセスでき、例えば開発者はノーツの @関数のような @GetSuggestionFromWatson のようなもので解答が得られることできれば、このノーツユーザーへの提案は加速度的に広まるのではないかと感じています。多分ないと思いますが。

いづれにせよ、まだよちよち歩きのコグニティブ適用の段階なので、今後 IBM から発表されるテクノロジー動向などを注視していきたいと思います。みなさんは今のうちにこの人工知能がノーツのデータを学習し推論をユーザーに提供するプロセスを今現在の仕事の中でどうあてはめていくかを妄想のレベルでも良いので一度考えてみるといいのではないかと思います。

このイベントは名古屋、大阪など地方都市でも開催されますので、機会があれば是非参加してみてください。

2016/06/28

Domino Designer 9.0.1 の内部 HTTP の挙動に疑問

ふとしたきっかけから、最新の OpenNTF の XPages Extension Library をインストールして Bootstrap でのアプリケーションレイアウトを使ってデモ用のアプリケーションを作成している際に出くわした問題です。

これが私独自の環境のせいなのかわかりません。いろいろネットを巡ってはみましたがこれといったものも見つからず。。。

9.0.1 用の XPages Extension Library の最新版 v17 を Domino Designer にインストールし、アプリケーションレイアウトコントロールで Bootstrap のレイアウトを選択し、XPage に表示してみましたが下記のようなエラーが出てしまいます。
2016 06 23 173617
test.xsp は XPage、layout2.xsp はカスタムコントロールでアプリケーションレイアウトを実装しています。ローカルのブラウザ (Domino Designer の HTTP)を使ってプリビューするとエラーとなってしまいます。
com.ibm.xsp.extlib.library のバージョンは 9.0.1.v00_00 が現在のライブラリになっていることから、当初は Extension Library の導入の失敗かと思い、FixPack6 を当てても、ノーツを削除し再インストールしてFP6を当て、その後に Extension Library を導入しましたが、どうみても正しくインストールされているようにしか見えません。現に、アプリケーションレイアウトコントロールには Bootstrap のレイアウトも選択でき、何の問題もなくビルドできます。

Domino サーバーにも Extension Library v17 をインストールして、今度はサーバー上にデータベースを配置して同様にプリビューしてみたら、正常に表示されました。

ローカルの HTTP では OSGi が Domino サーバーと同様にまでは動かないのでしょう。因みに 8.5.2 あたりまではコマンドラインから nhttp -preview でローカルで HTTP を起動してイタものですが、これも今では正しく動きません。Extension Library のようなプラグイン的なものが全部抜け落ちて HTTP が上がってくるような挙動をします。

もうひとつローカル HTTP で不可解な事象は、リッチテキストフィールドの編集を内蔵する CKEditor です。これはかなり開発途中でインパクトがあると思うのですが、文書モードを編集モードに切り替えても、リッチテキストフィールドで定義されているフィールドが編集モードとして表示されないという現象です。
9.0.1 FP6 を Domino にも クライアントにもインストールし、同じデータベースを使ってそれぞれに配置し、Domino 上、そしてローカル HTTP でプレビューしリッチテキストが定義されているページを編集モードで開くと、ローカル HTTP では CKEditor が正しく編集モードで表示されません。

開発をするときにも、やはり Domino サーバーがないときちんとアプリケーションを検証できないというのは困ったものです。

何か方法があるよという方は是非教えていただきたいと思います。