2012/08/27

Lotusphere がなくなる?

長年 Lotusphere として開催されてきた米国オーランドでのカンファレンスが、来年 1 月開催より IBM Connect 2013 として名前が変更されるというニュースが先週末発表されました。
そして、レジストレーションが始まっています。

http://www-01.ibm.com/software/lotus/events/conference/


少なからず、コミュニティの間でもこれを意味するものは何か、これまで Lotusphere で行われてきたものがなくなりはしないか、賛同、批判のさまざまな意見が出ています。
しかし、昨今の IBM の製品戦略からみればおおむね好意的にみられているようです。

昨年私もこのカンファレンスに参加しましたが、 昨年は IBM Connect のカンファレンスと併催されました。私も IBM Connect のイベントは基調講演のみ参加しましたが、IBM Connect はどちらかといえば Social を企業システムにどのように取り込んでいくかといった IBM 戦略とマーケティング、ユーザー事例、もっと平たく言えば「啓蒙」に近いイベントだったと記憶しています。

来年は Lotusphere は IBM Connect の一部であるという見方から、これまでのような Notes/Domino 周辺の技術的なセッションの数が少なくなるのではという懸念もあり、これから発表される具体的なセッションスケジュールやアジェンダに注目が集まっています。

Notes/Domino のユーザーやビジネスパートナー、特に私のような技術者にとっては、 IBM Connect の一部になり、「技術カンファレンス」でなくなることで、高い費用を強いられるこのイベント、特に上司の承認を得なければ行けないとすれば、来年の参加が非常に難しくなると心配する声も聞こえてきます。

海外では、各国、各地で LUG (Lotus User Group) が盛んで、このような技術的なギャップを埋めることができるイベントが別途あり、そこで技術情報を収集するという代替手段もありますが、日本ではもうそのようなイベントがないので、ますます技術的なギャップが深まり不安でなりません。 

今回の発表、単なる名前の変更ととらえるか? それとも黄色いブランドを消滅させの青色への移行を狙う序章なのか? 少なくとも来年はソフトランディングとなることは予想されますが、その先はわかりません。数年後先に答えがわかることでしょうが、みなさんはどうお考えですか? 


2012/08/09

8.5.4 XPages 開発の展望はいかに?

Open Mic Webcast が 8 月 7 日に行われ、Notes/Domino の次期リリース 8.5.4 の機能の予定が紹介されたようです。

残念ながら、私はオリンピック TV 観戦を優先させたので、参加していません。しかし、資料が公開されていましたので、そこから読み取れる内容をかいつまんでご紹介します。

前もっての Disclaimer ですが、これが最終の確定ではありませんので、その辺はご理解くださいください。

まずは、8.5.3 で導入された Upgrade Pack 1、これまでは追加導入という形をとっていましたが、8.5.4 で統合されます。加えて、 Upgrade Pack 1 で提供されていた TeamroomXL、DiscussionXL (Teamroom 及び ディスカッションテンプレートの拡張版) が多言語対応されるようで、日本語の UI で見ることができそうです。

Dojo 1.7.2
続いて、主なテクノロジー・アップデートとして 8.5.4 では Dojo 1.7.2 が採用されます。 Dojo 1.7.2 では最新のモバイル用のコントロールやエフェクトが利用できるので、これまでの Dojo 1.6 ではちょっと、と思っていたユーザーには朗報です。モバイル Web アプリの開発が加速するのではないでしょうか?

CKEditor 3.6.3
添付ファイルのハンドリングができるようになるようです。リッチテキストフィールドをバインディングしても、添付ファイルは別コントロールになっていましたが、果たして統合されるのでしょうか?
真偽のほどは定かではありませんが、Twitter 上では iPad 上でもこの CKEditor が利用できるような TL もちらほら見かけました。
実物を早く見てみたいものです。

Domino Designer では、より開発の生産性を引き出すための機能拡張がされているようです。コンテンツアシストでは、XPage の"ソースタブの中で"コード入力時にポップアップの入力候補を表示するようになります。(これまでは JavaScript を書く場所ではでていましたが XPage のソースの中でも表示されるそうです)。さらにフーバーヘルプ。特定のコントロールをソース上でフーバーすると、そのコントロールのヘルプがツールチップのような形で表示されるようです。

また、jar 設計要素が Domino Designer に追加されます。

XPages 自体のアップデートでは、新たにリダイレクトコントロール(Redirect Control)が XPages のコントロールに追加されます。このリダイレクトコントロールのタグは <xp>ではなく<xe>となっているの Extension Library に新たに追加されるのかもしれません。

最後に一番うれしいのは、サーバーサイド JavaScript デバッガーが追加されるようです。
これまでは、print()メソッドなど自分でコードに追加しコンソール出力して変数の内容を確認してデバッグというのは一般的でしたが、print()メソッドなど余分なコードを書かなくてもデバッグの構成をすれば変数の値の確認ができそうです。