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2014/02/03

IBM Mail Next

IBM Connect 2014 の基調講演でアナウンスされた IBM Mail Next。会場で発表された直後は、斬新な UI、革新的なコンセプトに度肝を抜かれ、と同時に、メッセージングとしての Notes/Domino は終焉なのか?iNotes は?などなどたくさんの疑問が頭をよぎった瞬間でもありました。(私だけでなく会場内の聴衆者の頭の上にたくさんのはてなマークが見えたような気がしました)

Connect 期間中はみな Mail Next の話題を口にするものの、確かなことを知る機会もなく、モヤモヤのまま帰国し、ちょうど発表から 1 週間経ったところです。
帰国してから糸口を見つけようとすぐ海外のメディアやブログをチェックしましたが、やはりどれもまだ Mail Next がどんなものかを計り知ることは難しいようです。

はじめてのソーシャルメール、次世代の Web メール

これまでも「... Next」で出てきたものは最終的に何らかの製品になってリリースされているので、「IBM Mail Next」が製品そのものとしてそのままの名前でリリースされるとは思いません。「IBM Mail」となる可能性は大ですが。むしろ現時点では、Mail Next は以前 Project Vulcan で語られたような構想、コンセプトに近いものだと考えています。Vulcan のときと違うのは、具体的な対象とリリースのスケジュールがすでに明確になっていることです。それに比べれば今回はより具体性のあるアナウンスだったということです。

IBM Mail Next を簡単に表現すると、「ソーシャル」ライクな要素とアナリティクスを駆使した革新的なメールエクスペリエンスを提供する次世代の SaaS 型 Web メールといえます。では、これまでわかっていることを整理したいと思います。
次のスクリーンショットが基調講演でもお目見えしましたが、これはダッシュボードの部分です。

ダッシュボードをみると


まず、上段に人のプロフィール写真が並びマウスをフーバーすると、ミーティング招集、チャット、メール、コミュニティへの招待、ファイル共有などの丸いサークルがプロフィール写真の周りに出てきます。これで人を中心としたアクションがとれるようになっています。
その右側にはメールのインボックスへ飛ぶ丸い「Inbox」サークルボタン。
中段には今日一日のスケジュールが一目でわかる「Day At A Glance」ビュー。中段右には次のミーティングのタイトルと参加者のプロフィールが丸いサークルで表示されています。右角をクリックすると、フリップしてミーティングの詳細が表示されます。

下の段は、ユーザーが取るべきアクションをカード形式で表示されていますがタスクが表示されているのが見て取れます。

Mail Next はタスクに優先付けしながら日々の仕事をより効果的に管理できるよう支援するものをめざす、まったく新しい次世代のメールとなるはずです。

メールのミュート

下のスクリーンショットを見てもらうと、インボックスに切り替えるとメッセージが一覧で表示されるいるのがわかります。基調講演でデモされ語られたのはメールや会話(スレッド)を「ミュート」するという内容。
ある人からのメールの一覧が表示されるなか、ひとつのメールを差し、「ここでメールを削除したくないのミュートします。。。そして後でフォローアップします」というフレーズとともにメールスレッドの中から消えていきました。メールをミュートするというのはいったいどういうものなのか今の私の頭では理解できません。単にフォローアップのフラグを立てるのであればわかりますが。。。これもなにか新しい仕掛けがあるに違いありません。

組織チャート

また、あるメールに関与する(おそらく To やら CC に入っている)ユーザーの自分から見た簡易組織図がポップアップで出てくる機能も紹介されました。これも組織の階層情報をどこからもってくるのかなどの疑問が残ります。面白いことに、IBM Connect に参加されている日本の方からの意見では、日本の企業では役職の上下関係など表示の仕方に問題がでるかもしれないという話でした。ソーシャルへ舵取りをする、ソーシャルを取り入れる企業が上下関係で云々といっている時点で先に進めないし Mail Next を使う必要も効果もないと思いますが。

Connections か Notes/Domino か?

この IBM Mail Next は Connections 傘下の製品になるのがおおかたの予想です。Connections 製品になるとはっきり名言しているメディアもありました。
とすれば、Notes/Domino 9 Social Edition の後継ではなく、Mail Next は Notes からまったく独立したものになると考えられます。しかし、Notes のメールも「バックエンド」システムのひとつとして連携できると発表されているので、Notes のメールを API を通してこの Mail Next とシームレスに連携できるようにするのではないかと思われます。

クラウドとオンプレミス

IBM Mail Next は最初のベータはクラウドのみの提供になるものの最終的にはオンプレミスでも OK ということです。もちろん、IBM の CloudFirst 戦略(今回初めて聞きました)を一番に推していることからクラウドでの利用がほとんどになるのではと推測しています。


以上が私の中でこれまでわかっていることのすべてです。なんとなくではありますが、IBM が目指す方向は見えてきますが、実際動かしてみないとわからないことばかりなので、当面は今年の夏移行予定されているベータで確認してみないとわからないというのが率直な私の現在の感想です。
しかし、メディアや専門家からはこの次世代メールに関しておおむね好意的なフィードバックが寄せられていることを付け加えておきます。

さて、みなさんはどんな感想をもちましたか?ご意見ご感想ありましたらコメントに残しておいてください!

4 件のコメント:

  1. Webベースのものとなると、PCブラウザ、タブレット、スマホ等のそれぞれに対応するんだろうな。じゃあ、それぞれの画面はどんな感じになるんだろう?というのが最初の疑問でした。
    うちの会社の人は私の話から「LINEみたいなのを作りたいのかなぁ?」と言ってました。SNS 的な要素や人とのつながりを中心に据えるという考え方からすると、当たらずとも遠からずなのかな?と。
    いずれにしても、「私も実物を見るまではわからない。」という点が共通の感想でした。なんちゃって :P

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    1. 御代さん、コメントありがとうございました。

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  2. メールのミュートに関して、iPhoneアプリの「Mailbox」をイメージしました。一旦、インボックス上から見えなくして、一定の時間経ったら再度表示するような。。。現状のメールは、いろんなものがありすぎて、やるべきことが何か明確に出来ないのが、欠点だと思っています。その点で、もし私が想像している機能と同じであれば、ミュート機能は歓迎です。
    ダッシュボードに人の写真が出てきて、、、のところは、面白い機能だと思いますが、日本で活用されるかは未知数ですね。例えば、この部分、組織やプロジェクトチームでグルーピングすることが出来ると使う企業も出てくるかもしれません。しかし、そこから派生する機能(ミーティング招待やチャットなど)との関係が複雑になりそうで、あまり、IBMからは好まれないかもしれません。

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    1. 清水さん、コメントありがとうございます。ミュートに関しては私も「Mailbox」ユーザーなので同じようにイメージしました。スワイプして次に表示されるのを指定するといったように。デモではミュートするとスレッドから単に消えただけだったのでオヤオヤと思った次第です。実際そこまでは完成していないだけかもしれませんが。

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