slack

テクてく Lotus 技術者 Slack に参加しよう!

2014/07/15

XPages Toolbox を使ってみる - インストール編

OpenNTF Essentials の中に、「XPages Toolbox」というプロジェクトがあり、かねてから気になっていたんですが、触る機会がないまま放置していました。この Toolbox を使うと、XPages アプリケーションを動かしいる際の、CPU やヒープのダンプを取ったり、バックエンドの呼び出された回数を見たり、アプリケーションのパフォーマンスを調査する上で非常に役立つツールです。

XPages Toolbox を導入するとセキュリティ面で問題が発生するため、決して本番環境では使わないでくださいとの注意もされています。

プロジェクトの詳細をみると、要件に Notes/Domino 8.5.3 と記述されているので、9.0x では動かないのかなと思っていたのもあり、手を出していませんでした。
最近ふと Twitter を追っていくと Mastering XPages 2nd Edition の著者でもある方の 9.01 でも動きますというツィートに触発されて触ってみることにしました。

実際プロファイリングを行なうとわかりますが、自分が作成したアプリケーションの一連の処理を計測するのに向いていますが、開発サーバーで複数のア プリケーションを同時動かした中でのプロファイリングにはあまり向いていませんので、あくまで開発が終了した際のパフォーマンス検証という使い方が最もふ さわしいと感じました。

計測に当たっては、Windows OS の場合には、ネイティブなプロファイリングが可能ですが、他 OS は JVM 経由のプロファイリングになるため、多少誤差が生じるという注意書きもあります。

インストール関連は、他の方のブログやwikiに紹介されていますが、改めて私の方でも取り上げたいと思います。
今回私が使用するのは「XPages Toolkit 1.2」というバージョンです。
環境は自分のデスクトップ PC (VM) に Windows 32 bit 版のDomino サーバー 9.01 をたてています。

OpenNTF のプロジェクトページから、最新モジュール v1.2 をダウンロードします。
ダウンロードすると次のものが入っています。
赤枠で囲ったものが今回使用するものです。
ステップは以下の通りです。
  • XPagesProfilerAgent.jar
この jar ファイルを次の Domino サーバー上のディレクトリーへ配置します。
 <Domono実行ディレクトリー>¥xsp
例:C:\IBM\Domino\xsp
  • XspProfilerOptionsFile.txt
このテキストファイルを Domino サーバー上の実行ディレクトリー直下へ配置します。
例: C:\IBM\Domino
続いて、このテキストファイルに書かれている行を編集します。ここには、上記で配置した jar ファイルの場所を指定します。
例: -javaagent:c:/IBM/Domino/xsp/XPagesProfilerAgent.jar
  • java.policy ファイルへの行追加
Domino サーバー上の次のディレクトリーにある「java.policy」というファイルに次の行を追加します。
<Domino実行ディレクトリー>¥jvm¥lib¥security

追加する行は以下のとおりです。
grant codeBase "xspnsf://server:0/xpagestoolbox.nsf/-" {
    permission java.security.AllPermission;
};
  • notes.ini の編集
Domino サーバーの notes.ini に次の行を追加します。これは、上で説明した XspProfilerOptionsFile.txt を配置した場所を指定するパラメーターになります。
JavaOptionsFile=C:\IBM\Domino\XspProfilerOptionsFile.txt
  • XPagesToolbox.nsf
Domino サーバーのデータディレクトリーの直下にこのデータベースを配置します。(直下でないサブフォルダに配置したい場合は、java.policy で指定した場所を変更すれば良いらしいのですが、検証していません。)
この NSF では、Domino サーバー上で XPages を動作させる必要がありますので、適切な ID で署名します。テスト環境なので、Administrator の ID が良いでしょう。

これで、準備が整いました。
Domino サーバーを再始動します。
コンソール上を注意深く見ていただき、

*** Activating IBM XPages profiler agent

という表示が見られれば正常に動作を始めていることになります。

ブラウザより、「XPages Tookbox」データベースへアクセスし、次のページが表示されればすべての準備が完了です。
例:http://localhost/xpagestoolbox.nsf


次回は、実際のプロファイリングの方法をご紹介します。



0 件のコメント:

コメントを投稿