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ドミノアプリケーション開発の未来

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IBM Connect 2017 のノーツアプリ開発のロードマップが説明されるはずの「Refresh and Extend your Domino apps」セッションで語られた内容を読み解いています。読み解いている理由は、「はい、こんな感じになります」というにはあまりにも突拍子もなくわかりづらかったからです。このセッションはこれからの私たちの Domino アプリケーション開発の指針となるに違いありません。このセッションで発表されたことは、できる限り忠実にそのままお伝えするとして、今回の発表をどう受け止めればよいかも伝えなければならないと思いました。

モダナイゼーションへのパスをパートナー製品に求める Connect に出向く前からこのセッションは気になっていました。モダナイゼーションのための機能追加に何か発表があるのか?あるとすればそれは何だろう。実際には、モダナイゼーションにこんな機能を追加しましたとかする予定だという発表の期待は裏切られ、Business Partner が作った製品を推すような体裁のセッションでした。IBM は Business Partner と協業(Partnership)という形をとり、IBM 自身の自らの責任と役目を放棄した格好です。
スライドのあるページには、まずは 1) どのアプリがビジネスにとって価値があるのかを分析し整理し棚卸しをしなさい。ビジネス上でクリティカルな少数のアプリはモダナイズをしましょう。その方法とは 2) 拡張する予定の API を使用したり、パートナー製品を利用して Domino アプリをモダナイズしましょうというものです。アプリの分析には panagenda 社の ApplicationInsights (2017 年2Q にIBM ソフトウェア・サブスクリプション&サポート契約していくお客様に提供開始)、モダナイズには  IBM が Directory service、Contacts service、Mail serch service、などの新しい REST API を追加/拡張していきながら、これらの API に対応した OpenAPI 仕様の Swagger というツールを使って Domino 文書の読み込み/書き込みを行うというものです。必要があれば、パートナー製品、基調講演でもでて…

IBM Connect 2017 基調講演速報

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昨年はスキップしてしまった IBM Connect ですが、今年は開催地サンフランシスコからのレポートになります。2月20日から23日の間、ここ米国サンフランシスコで IBM Connect 2017 が開催されていますが、日本からのアクセスは例年の東海岸に比べ非常に良くなっています。

昨年肌で感じることがなかったのでわかりませんが、例年よりもイベント自体が洗練されてコンパクトになっている気がします。参加者は数年前の動員数と比べると半分になってしまっているのが気になるところではありますが。
では早速基調講演の模様をダイジェストでお届けします。基調講演は午前中の Part1 と午後の Part2 の二部構成になっており、より製品寄り技術寄りの内容は Part 2 で示されました。

まずは基調講演 Part 1から。今回の目玉は「Watson Workspace」と「Watson Work Services API」 に凝縮されていたという感想です。

Watson Workspace をまだ耳にしていない方もいると思いますが、一見するとまるで Slack のようです。 Slack はチーム間や企業の垣根を越えたコラボレーションができでチャット(会話)やファイル共有できるツールです。既に IT 業界の中でも使用しているという方も多いと思います。Slack 自体も知らない方はググってみてください。Watson Workspace は現状ベータ版もリリースされていますので、サインアップしてプレビュー版としてお試しできる状態になっています。

実際のところ、現状の Watson Workspace プレビュー版ではまだ Slack の足元にも及ばない感じですが、この基調講演で IBM が日々の仕事をどのようにすべきかを示す形で製品の展望をデモを交えながらプレゼンテーションが行われました。

ところで、Slack をご存じの方は bots という機能があるのをご存じだと思います。Slack の bots にはリマインドや SNS とのサービス連携ができますが、この連携が Watson Workspace でもでき、IBM Verse、Connections、Box、Cisco をはじめとする IBM ポートフォリオとの連携を会話の中の言葉や文脈を Cognitive で解釈し、それ…