Domino Apps on iPad、ラスベガスの IBM Think でベールを脱ぐ

今週開催されているラスベガスの IBM Think でついに衝撃の「Domino Apps on iPad」のデモが公開されました。トップシークレット扱いだったものだけに、世界中の IBM Domino ユーザーから熱い視線が向けられています。
お披露目となったセッションで公開されたスライドの一枚には次のように書かれています。


Domino Apps on iPad - Key Points


We did not transform the application
  • It is the same classic NSF. Notes Domino code is running on iOS.
We did not break or touch the business logic
  • LotusScript just runs unmodified
  • Complex forms and logic work
  • Come to DominoTopSecret sessions to see more or try the iPad yourself
Customer do not need to spend $10,000 to $Millions re-writing each application on a new platform
The 100-1000s apps in your company will just run on the iPads



NSFに何も手を加えず、iOS 上でアプリケーションが動作するとして、LotusScript さえ何も手を加えず、複雑なフォームもロジックさえも動作するという画期的なものに。


複製(レプリカ)も iOS 上で使用できます。現在の段階では、データの暗号化までは完成していないようですが、正式な出荷時には暗号化もサポートされるようです。


iPad 上のアプリを動かすには、もちろんノーツの ID は必要となるわけですが、ID Vault 経由となるそうです。

こちらが、デモ機を使って操作している参加者の方からの公開されている動画です。

今現在の?としては、iOS 上にクラシックなNSFを動かす擬似ノーツクライアントをインストールするわけですが、Domino v10 からなのか、それとも v9 でも動作するのか?(8.5.xは今年サポートを終了しますので対象外と勝手に思っています)。

スライドの最初のフレーズ「We did not transform the application」を見ると Domino のバージョン云々というより、iOS で動作する軽量な擬似ノーツクライアントを開発したと受け取れば良いのだと思っています。

モバイルでノーツの申請ワークフローのようなカスタムアプリを使いたいというユーザーにはこれまで XPagesでの開発やサードパーティ製品の利用が必ず必要でしたが、これまではこれが足かせになるケースも少なくありませんでした。これで単にモバイルでノーツが使えないから他のプラットフォームへ移行する、ノーツにコミットしているユーザーの中でもノーツのモバイル化は費用が掛かりすぎるという懸念をお持ちのユーザーには朗報ですね。



iPad/iPhone の iOS に限らず、Android にも対応する気配がありますので、マルチ端末で Notes/Domino が使える日もそんなに遠くない話になりそうです。

Domino v10 リリースに向けて始動開始

本日日本時間の午前1時に行われたグローバルワイドな Webcast 「Let's Get Real: What's in Domino v10」では、今年予定されている Domino およぼ Notes v10 に実装される機能の概要とちょっとしたデモ、また Sametime のこれからの方向性などが紹介されました。


ちなみに参加者は、世界中から 1900 名以上あったとも報告されています。



加えて、同日の午後に開かられたノーツコンソーシアムの「IBM Notes/Domino V10 意見交換ラウンドテーブル」も行われ、このWebcastを見られなかった人や見た上でフィードバックをしたいと思う有志の方々が一同に介し、Global Executive の Mat Newman 氏と意見交換を行いました。


さて、肝心の内容になりますが、 これまでコミュニティから長年にわたって製品へのフィードバックを受けてきたIBM陣営ですが、古くは IdeaJam、昨年の年末から1月に渡って行われてきた DominoJam ではそのチェックポイントとしての位置付けで広く顧客や BP などコミュニティからの意見を集約し、その中からまず今年の v10 リリースで実装できそうなものいち早く知らせようというものになっています。


スライドにあるように、Notes データベースへの拡張という点では、
  • 自動データベース修復機能
  • 64GBのサイズ制限を256GBにまで拡張
  • 全文索引の自動更新
  • Domino on Docker のイメージの提供
などが挙がっていました。

これまで、ノーツといえばメール。そんな一辺倒なイメージしかなかったことの反省として、アプリケーション開発プラットフォームとしての価値へもシフトしていくとのことです。

そのアプリケーション開発では、よりDomino が JavaScript との親和性を増すことで、式言語や LotusScript といった Notes の「特殊な」世界から解放されて開発ができる方向性が示されました。その利点は、例えば JavaScript を知っている学生が Domino の世界で開発できることで、親しんだ言語で Domino の強力な機能を享受できるなどが挙げられますが、Domino v10 では、サーバーサイド JavaScript で有名な Node.js がサポートされるとのアナウンスがありました。Domino に Node.js が入れられるというのではなく、Domino には Node.js がすでに入っている状態での出荷となりそうです。


アプリケーションをより迅速により簡単に作れるをコンセプトにあらゆるデバイスでの利用にフォーカスすることをコミットしています。
例えば、「Apps on iPad」ではなにやらノーツデータベースを iPad で動かせるのではないかとワクワクさせることにも言及されていました。詳細は、来月ラスベガスで行われる「IBM Think」でじっくりと説明されるそうです。 参加される方は是非詳細を持ち帰っていただきたいと思います。

さて、レガシーなアプリ開発においてはどうかというと、LotusScript などのエンハンスはあるのかという質問に対してどうも今のところ計画はなさそうという回答でした。しかし、何か要望があれば取り組みたいという姿勢が十分伝わってきました。

Webcast で公開されたビデオと資料は近々公開されるというアナウンスがありましたが、次の URL でも今のところリプレイが見れるようです。興味のある方は是非どうぞ。
https://event.on24.com/wcc/r/1604026/E4363C68737A2E3762730F7DF6C24927

また本リリースまでは、製品の仕上がり具合をベータ版リリースや全世界で行われるコミュニティイベントなどでも適時紹介しているとのことです。こちらも追加/修正の情報が入り次第このブログでもお伝えしたいと考えています。



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