日本での Domino V11 の Jam セッションは 1 月 10 日

2018年、年の瀬に近づいてきましたが今年は Domino v10 のリリースなど Notes/Domino 界隈は非常に活気づいていきました。日本語版サポートを含む v10.0.1 が今週にも出荷予定となっています。その先駆けとなったのは紛れもなく Domino 10 Jam セッションからのフィードバックがベースになっているものと感じます。そういった経緯をみると以下にこの Jam セッションが有意義なものだったのかが分かります。

来年早々、1月10日に Domino v11 に向けての Jam セッションが東京で開催されます。
https://www.ibm.com/blogs/collaboration-solutions/2018/11/26/find-your-city-domino-v11-jams/

V11 にはすでに Low/No Code での開発などロードマップに入っているものもありますが、この Jam を通して、さらなる Notes/Domino の進化を遂げるための画期的なアイデアがたくさん出てくることを期待しています。


HCL社ビジネスパートナー登録を2019年1月に予定

過日発表された Notes/Domino を含む IBM コラボレーションソリューションの HCL 社売却にここ数日様々な憶測が流れていますが、HCL社からの次のメールが配信されました。恐らく、現段階では IBM Champions を中心とするコアなメンバーだけに送られていると思われますが、今後徐々に多くのビジネスパートナーにも展開されていくのではないかと予想しています。
送られきた案内メール(英語)を日本語に意訳すると以下のようになります。正確を期す訳ではありませんのでその点は保証しかねますのでご注意ください。

既にご存じだと思いますが、IBMとHCL Technologiesは先日、数々のIBM製品スイートの買収を発表しました。
IBMのパートナーとしては、皆様は、パートナーおよびロイヤリティー・プログラムを含め、今後予定されている今後の方向性やコミットメントに関する多くの質問があると思います。
しかしながら、現時点では規制によってその質問について議論できる内容が制限されています。ご了承ください。
この機会に、まもなく発売されるHCL Partner Connectプログラムについてお知らせします。
HCLは重要なパートナー様とのエコシステムモデルを継続していきます。弊社の製品グループはすべて、市場で高い評価を得ている経験豊富な技術者によるものが大きいと考えています。
 当社のパートナーは、活気のあるエコシステムを提供し、お客様の維持を支援し、イノベーションを促進し、ブランドのロイヤリティを示し、お客様とともに足元を強化し成長させ続けるよう努めています。これらは、パートナーのHCLが願うこととはともに、そのようなものとして、以下の関係性、サービスのバリューを提供します。

2019年1月にHCL Partner Connectプログラムへ参加するための登録リンクをお知らせします。
HCL製品&プラットフォームパートナーとして登録し、プログラムの詳細を習得していただくことができます。
その間、私たちは、クラス最高の製品、使いやすさ、サポートの原則に基づいて、世界クラスのソフトウェア製品ビジネスを構築するために奮闘していきます。私たちは2019年に移行するにつれ、コミュニティーとのさらなるコミュニケーションと協業を楽しみにしています。
今後、新しく立ち上げる専用サイトと登録サイトのFAQでは、あなたの質問に対する回答を提供する予定です。
それ以前に迅速な対応が必要な場合は、xxxxxxxxxxxx まで電子メールでお問い合わせください。
できるだけ早く対応するよう努めてまいります。


とあり、HCL Partner Connect と呼ばれるパートナープログラムが来年1月より登録開始とあります。これまでのコミュニティーとの関係性も継続する意思を表明しました。市場に展開するうえで、ビジネスパートナーが重要な役割を果たすことは明白で、ここ数日広まった不安を払拭するタイムリーな案内であったと評価して良いと個人的に思っています。

IBM が Notes/Domino 売り払ってしまったというだけでなく、メーカーこそ変わりますが、HCL 社での Notes/Domino 変革、イノベーションに対する本気度合いが伝わってきますので、今後の HCL の動向に注目していきたいと思います。







IBM が Notes/Domino を含むコラボレーションソフトウェアを HCL社に売却

日本時間の先週金曜日に、衝撃的なニュースが IBM より発表されました。
18億ドルで以下の IBM ソフトウェアを HCL に売却、2019 年半ばまでに規制当局の承認を経て、IBM は完全に Notes/Domino から手を引く形となります。売却ソフトウェアは Notes/Domino を含め以下のソフトウェアとなります。
  • Appscan (アプリ開発)
  • BigFix (デバイス管理) 
  • Unica (オンプレ、マーケティングオートメーション) 
  • Commerce (オンプレ、オムニチャネル eコマース)
  • Portal (オンプレ、デジタルポータル)
  • Notes/Domino (メール、アプリ開発)
  • Connections (コラボレーション)
 IBM はこの売却で完全にコラボレーション分野から事実上完全に撤退という形となりそうです。HCL 社は 2017 年から実質的な Notes/Domino の開発とサポートを開始しており、その間 IBM はセールスとマーケティングを継続して行ってきましたが、Notes/Domino に関しての HCL とのパートナーシップ戦略は、これまでのスピード感とは違い、目を見張るほど成功裏に進み、ロードマップも公表される中、良い流れで Domino 10 を今年 10 月に発表。さぁこれからというところで腰を折られる形でのこの発表は残念でなりません。

売却に対するコミュニティの反応

衝撃的なニュースではあることは間違いありませんが、今はまだ日が浅いので大勢はわかりませんがポジティブに捉える人、ネガティブに捉える人はほぼ半々というところでしょうか。

ポジティブに捉える人達の意見として、例えば 9.0.1 の悪しき FeaturePack 戦略を覆し、一気に v10 のリリースまで盛り返すのに下支えした HCL の技術力を高く評価するもの。v11 での新しいブラウザベースのクライアント HCL Place や Low/No Code で簡単にアプリ開発ができるものなど、斬新な取り組みがより加速するのではないかという意見。また、IBM 社内でも Notes/Domino を疑問視する不協和音がある中、マーケティングやセールスに注力していないことへの反発も背景にはあるようです。同様に、IBM はエンタープライズを中心に展開していましたが、HCL に変わって、中小企業にも採用してもらえるような製品アプローチを期待する声もあります。

一方、ネガティブな意見としては、ユーザー企業は IBM の製品だから Notes/Domino を安心して使っているんだという意見も根強くあり、製品販売やサポートという観点から知名度が低い HCL 社の製品を使うかという疑問の声などあります。

結局、ユーザー企業内での判断は、Notes/Domino が優れているから Notes/Domino を使うのか、IBM だから安心して Notes/Domino を使ういったところでしょうか。

セールスやマーケティングに不安

HCL は、いわば技術集団。日本でもまだ社名もそうですが、製品の販売(HCL の言葉では Mode-3)やマーケティングが皆無といっても過言ではありません。市場に認知されるまでには、製品そのものはもちろんですが、セールス/マーケティングを強化しない限り、宝の持ち腐れになってしまわないかが不安材料となります。大した製品でもないのに、露出あってのシェア獲得といわんばかりのものが市場に溢れていますので、この辺は是非 HCL 社には注力していただいくようお願いしたいところです。

今後しばらくは様子を静観

来期 4 月からの予算編成を今月 12 月までに終わらせてという企業があると思います。このニュースはあまりにも迷惑という感じになってしまいました。今後はしばらく静観し、IBM、HCL、ユーザー企業、ビジネスパートナー企業などなど、あらゆる方面からの動きがありましたらお知らせしたいと思います。

HCL Software メールマガジンとブログの開設

IBM Collaboration News として配信されていたメールマガジンが、この度 HCL より新たなメールマガジン配信が行われるようです。 現在このメールマガジンへの登録の案内がホームページに掲載されています。 https://www.hcljapan.co.jp...